これでバッチリ!Zoomを利用したオンライン面会の実施方法を解説

Zoomによるオンライン面会方法を解説

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こんにちは、ヤマシュン(@yamashunblog)です。

僕は現在、高齢者向けの介護施設で事務の仕事をしています。

職場にてオンライン面会導入の動きがあって、担当を一任されていました。

 

最近ご家族に会いに行きづらくなって、困ってはいませんか?

施設利用者のご家族から出ている要望の中で、最も多いのが「面会」についてです。

新型コロナウイルスの影響で生活が大きく変化し、多くのご家族が不安を感じています。

 

「今も変わりなく、元気に過ごしているのだろうか」

「不安になっていないだろうか」

「どんな様子なのか、顔を見たい」

 

このような思いを持つご家族が増えてきています。

そんなご家族の要望に答えられる方法が、オンライン面会です。

オンライン面会を活用すれば、外に出かけることなく相手の顔や様子を確認できます。

 

しかしオンライン面会を導入するにあたって、敷居が高いと感じてはないでしょうか。

 

「設定とか難しそう…」

「パソコンとか機械に強くないし…」

「準備をするのが面倒くさい」

 

このような心配をしてしまうかと思います。

実はポイントを押さえておけば、オンライン面会の準備は意外と簡単に出来ます。

オンライン面会の準備と、活用方法について解説していきます。

 

この記事を読んでほしい人
  • オンライン面会に興味があるけど、どんなモノかよく分からない方
  • 離れた場所に住む人と、ビデオ通話を行いたい方
  • 医療・介護施設で、オンライン面会の導入を検討している方

 


Zoomによるオンライン面会方法

Zoomによるオンライン面会方法

ビデオ通話によるオンライン面会実施の準備として、以下の3段階で解説していきます。

  1. 用意するもの
  2. 設置方法
  3. オンライン面会の手順

順番に見ていきましょう。

 

①用意するもの

まずはオンライン面会に必要な機材を用意しましょう。

必要なものは、以下の4つです。

必ず用意するもの

  • タブレット端末
  • スタンド

あると便利なもの

  • 外付けスピーカー
  • 延長コード

 

●タブレット端末

ますはタブレット本体が必要です。

スマホでもビデオ通話は可能ですが、一から用意するなら設置場所の数まで用意しましょう。

大きさは10インチ(幅が約24cm)の物だと、画面が見やすくて便利です。

 

オススメはHUAWEIのタブレット端末で、実際に僕の職場でも使っています。

値段の安さと性能面でバランスが良く、コスパが非常に高いです。

特にコチラのT5シリーズが、サイズ・性能・値段全てが申し分ないものとなっています。

 

タブレット端末で格安なのが、Amazonから出ている「Fire」が有名です。

値段が格安な代わりに性能も最低限なので、映像が乱れたり止まったりする可能性があります。

しかしそれでも安さは圧倒的なので、多少の遅延が起きても気にならない方にはオススメです。

 

●スタンド

タブレット端末だけでは、自立させることが出来ません。

そこで使用するのが、折りたたみ式のスタンドです。

 

タブレット本体を支えながら通話するのは結構大変で、かなりのストレスを感じます。

スタンドを使えば両手が自由になりますし、お年寄りの方も安心して通話が出来ます。

コスパ面でイチオシなのは、Amazon製のスタンドです。

 

コチラは少し値段が上がりますが、より倒れにくく安定した自立が出来るためオススメです。

 

●外付けスピーカー

外付けスピーカーは、絶対に必要なモノという訳ではありません。

しかし通話相手が高齢者であったり、広い場所で行う場合はあった方が良いです。

タブレット本体の音量はあまり大きくないので、音量を大きくしたいなら用意しましょう。

 

●延長コード

職場で設置する時に困ったのが、電源のコンセントについてです。

ケーブルの長さが短い問題と、差し込み口の数が足りない問題が起きました。

 

延長コードを使用することで、両方の問題が一度に解決出来ました。

必要な方は一緒に揃えましょう。

 

②設置方法

次にビデオ通話をするための準備をしていきます。

以下の流れで進めていきましょう。

  • タブレット端末の設定
  • 場所の確保
  • 機材の設置

上から順に解説します。

 

タブレット端末の設定

新しくタブレット端末を購入した場合、初期設定が必要となります。

以下の動画を参考に、初期設定を進めていきましょう。

補足です!

動画内では先程紹介した「HUAWEI MediaPad T5」を例に挙げています。

設定の流れについては、他のタブレット端末でも基本は同じです。

 

 

初期設定が終わったら、次はインターネットの設定をしましょう。

タブレット端末と、Wi-Fiの無線LANルーターを接続します。

 

中には初めて設定する人や、やり方に自信がない人もいるかと思います。

そんな人のために、下に設定の解説ページを載せておきました。

Androidスマートフォンと書かれていますが、設定方法は同じなので参考にしてください。

Androidスマートフォンをインターネットにつなぐ方法 – Buffalo

 

場所の確保

タブレット端末の設定が終わったら、場所を決めましょう。

場所については、「個人のご家庭」と「医療・介護施設」それぞれに向けて解説していきます。

理由は、家庭と施設では配慮するポイントが異なるからです。

順番に解説していきます。

 

●個人のご家庭

タブレット端末が設置できる平らな面であれば、特に制限はありません。

注意すべきポイントは、以下の3つです。

  1. 部屋は明るいかどうか
  2. 音声が聞きとりやすいかどうか
  3. 電波が通りやすいかどうか

これらの条件を満たす場所で行いましょう。

 

●医療・介護施設

外部から不特定多数の人々が往来する施設では、特に感染予防の面で配慮が必要となります。

厚生労働省によると、以下の内容に沿った場所が望ましいとされています。

(2)オンライン面会を行うにふさわしい環境
(利用者側)
・ご家族の方が高齢者施設等に訪問されて面会する場合と同様、利用者の個室や、専用個室、共有スペースの一画等で実施いただけます。その際、他の利用者や職員に会話内容が聞こえてしまうことのないよう、衝立等で仕切る等して、プライバシーの確保に努めてください。
・職員が利用者に付き添い、パソコンやテレビ電話等の操作の補助を行う場合は、利用者又はご家族等の同意を得ておくことが望ましいです。
・Wi-Fi 等、通信環境のよい場所をご利用ください。

参考文献:高齢者施設等におけるオンラインでの面会の実施について- 厚生労働省

 

さらに感染予防として、以下の対策方法の実施を推奨しています。

(3)新型コロナウイルス感染対策の徹底
(利用者側)
・パソコン等の操作を行う場合には、当該パソコン等の消毒のほか、利用者・職員の手指消毒を行ってください。
・飛沫感染防止のため、会話される利用者と補助を行う職員は、横に並び画面の方向を向くようにし、1mほど距離を空け、マスクの着用も行ってください。
(ご家族等側)
・施設等内でオンライン面会を実施される際は、飛沫感染防止のため、同席される方がいらっしゃる場合には、横に並び画面の方向を向くようにし、1mほど距離を空け、マスクの着用も行ってください。

参考文献:高齢者施設等におけるオンラインでの面会の実施について- 厚生労働省

 

これらに加えてパーテーションの設置や面会時間の固定化、完全予約制とするのも有効です。

感染予防を徹底しながら、円滑に面会を進められるように準備をしていきましょう。

 

機材の設置

場所が確保出来たら、機材を設置していきます。

基本的には、テーブル等の上にタブレット端末とスタンドを設置すると良いです。

 

必要に応じて充電ケーブル、外付スピーカーを接続しましょう。

ケーブルが届かない、コンセント差込口の数が足りないときは延長コードもお忘れなく。

 

③オンライン面会の手順

次はいよいよアプリの導入です。

オンライン面会に使えるビデオ通話アプリは、いくつか種類があります。

その中でオススメなのが「ZOOM」というアプリです。

ZOOM Cloud Meetings

ZOOM Cloud Meetings

Zoom無料posted withアプリーチ

 

他のビデオ通話アプリは「Skype」などが有名ですし、LINEでもビデオ通話自体は可能です。

しかし他のアプリと違って、ZOOMは動作も軽く比較的遅延も少ないのでオススメです。

アプリストアからインストールしておきましょう。

 

ZOOMの設定・通話方法

ZOOMをインストールしたら、まずはサインアップをします。

メールアドレスなどの必要事項を入力して、アカウント登録をしましょう。

 

アカウント登録が出来たら、いよいよビデオ通話が出来るようになりました。

ZOOMはビデオ通話の方法がいくつかあります。

ここでは連絡先からビデオ通話を始める方法を解説します。

 

連絡先から右上の+マークを押して、メールアドレスから連絡先を登録します。

登録後、連絡先から名前を選択して「ミーティング」を選びましょう。

 

選択後は相手に発信が行くので、受信されるとビデオ通話が開始します。

終了するときは、発信側が「ミーティングを終了」を選択すると通話が終了します。

受信側が終了しても、発信側は通話が続いてしまうので注意しましょう。

 

中々会えない時こそ、オンライン面会を活用しよう

中々会えない時こそ、オンライン面会を活用しよう

外に中々出られない状況が続くと、心配になって相手の顔が見たくなると思います。

そんな時にこそ、ビデオ通話によるオンライン面会が重宝します。

 

設定や用意するものもあって、少し準備が大変に感じるかもしれません。

しかし顔や様子が確認できるだけで、お互いに大きな安心感を得られます。

興味がある人や、導入を検討している施設の方はぜひ参考にしてみてください。

 

以上でおしまいです。

実際に職場で購入したもの

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