
こういった悩みを解決します。
こんにちは、ヤマシュン(@yamashunblog)です。
「会社に行くのが辛い、もう限界かもしれない」
今のあなたも、このように感じてはいませんか?
僕も同じように、毎日会社で仕事をするのが辛いと、ずっと感じていました。
1日、2日の休暇では心身ともに回復せず、常にシンドい感覚が残っていました。
その結果、病院でうつ病と診断されて、会社を1ヶ月休職した経験があります。
職場に対する罪悪感もありましたが、あの時に休職をして良かったと思っています。
あのまま休職せずに無理して働き続けていたら、間違いなく手遅れになっていたことでしょう。
最悪の場合、二度と社会復帰が出来ない位に、ボロボロな状態になっていたかもしれません。
しかし、いきなり病院に行くのはちょっと…、と抵抗感を感じる人もいるはず。
なので今回は、休職すべき12個の特徴について解説します。
自分が今どんな状態なのかを分析した上で、病院に行くべきかどうか判断していきましょう。
- 仕事が辛い、常に疲れを感じていて、休職したいと思っている方
- 休むのは甘えだと思われないか、不安になっている方
- 心身ともに限界を感じているけど、どうすれば良いか分からない方
目次
休職したいは甘えじゃない!その理由とは?

結論から言うと、休職は甘えではありません。
理由は3つです。
- 疲弊した状態で仕事を続けられても、生産性が下がるだけだから
- 制度として会社が認めているから
- あなたが休んでも、会社は稼働し続けられるから
順番に解説します。
①疲弊した状態で仕事を続けられても、生産性が下がるだけだから
1つ目の理由は、生産性が下がって会社の不利益に繋がるからです。
会社は、利益や成果を出し続けなければいけません。
そうでなければ社員に給料も払えないし、会社そのものを維持できなくなるからです。
そんな中、調子が悪い社員が働き続けるのは、会社にとってデメリットに繋がります。
なぜなら単純に、生産性が下がるから。
不調な状態で働かせるよりも、休職して回復してもらったほうが会社も都合が良いのです。
もし「休職は甘えだ!」と喚く上司がいれば、こう言い返してやりましょう。
「私がこのまま働き続けて、もし会社の生産性が落ちたら、あなたは責任取れるのですか?」
「私が2度と社会復帰できない状態になってしまったら、責任を取ってもらえるのですか?」
もちろんこんなことは言わなくて大丈夫です。というより言わないでください。マジで。
色々と取り返しがつかなくなって、大変なことになります。
あくまで、これぐらいの気持ちで行きましょう、という話です。
話がそれましたが、普通の会社なら社員に辞められるのは困るはずです。
なのでまた復帰したいですという意思表示が出来れば、休職は甘えにはなりません。
大事なのは一度休んで、また元気にここの会社で働きたいという気持ちです。
②制度として会社が認めているから
2つ目の理由は、制度として会社が認めているからです。
もし休職が甘えであるならば、そもそも制度として存在していないはずです。
会社が認めているのに、甘えだという一言で否定されるのは、矛盾しています。
会社の制度として認められている以上、あなたにも活用する権利はあります。
ただし、会社によっては休職が認められていない場合もあります。
その場合は、別の規則がある場合があるため、就業規則をきちんと確認しましょう。
③あなたが休んでも、会社は稼働し続けられるから
3つ目の理由は、あなたが休んでも、会社はなんとかなることです。
少し残酷な言い方をしますが、最悪あなたがいなくなっても会社は稼働し続けられます。
誤解してほしくないのが、あなたが不必要な存在だという訳ではありません。
会社の仕組みとして、社員1人が不在になったとしても稼働できるようになっているのです。
そうでなければ、あっという間に潰れてしまいます。
ですから、変に罪悪感を感じる必要はありません。
一度ゆっくり休んで、また元気に復帰すれば良いのです。
会社を休むべき12個のサイン

始めに、会社を休むべき12個のサインについて解説します。
身体やメンタルにこのような症状が出ている場合は、すぐに休むか病院への受診を勧めます。
- なかなか眠れない、朝起きるのが辛い
- 休んでも疲れが取れない
- 身の回りのことが出来なくなる(掃除、洗濯、お風呂に入るなど)
- 食欲不振もしくは過食で、体重が急激に変化している
- 無性に一人の時間が欲しくなる
- 人の話が頭に入ってこない
- メモしたことを、すぐに忘れてしまう
- 仕事に集中出来ず、ケアレスミスが増える
- 常に気分が落ち込む、やる気が出なくなる
- 感情的になりやすくなる(イライラする、すぐ不機嫌になる)
- 悲しくないのに、突然涙が出てくる
- 自分が不必要な存在に感じる、物事がどうでもよく感じる
順を追って説明します。
日常生活編
なかなか眠れない、朝起きるのが辛い
まず症状として1番現れやすいのが、睡眠障害です。
強いストレスを感じると、睡眠のリズムが乱れるといわれています。
そこから不眠状態となって、結果的に朝起きるのが辛くなってしまいます。
休んでも疲れが取れない
なかなか疲れが取れないのも、危険信号の1つです。
僕もうつ状態の時は、寝ても寝ても疲れが全然取れませんでした。
原因は睡眠が浅くなっていること。
深い眠りにつけないため、疲労回復が困難になっている状態になりやすいといわれています。
身の回りのことが出来なくなる(掃除、洗濯、お風呂に入るなど)
強いストレスを受けると、頭の中がいっぱいいっぱいな状態になります。
すると他のことまで意識が行かなくなり、やがて疲れ果てて何もやらなくなってしまいます。
なかなか自分では気づきにくい、厄介な症状です。
食欲不振もしくは過食で体重が急激に変化している
過剰な食事が、ストレス発散になってしまう。
もしくは、ストレスによって食欲が減退してしまう。
どちらにしても、体重が急激に変化してしまう場合は要注意です。
仕事編
無性に一人の時間が欲しくなる
ストレスとなる驚異が近くに存在すると、人は本能的に逃げる習性があるといわれています。
トイレに引きこもる、一人で喫煙所に行く、などの頻度が高い方は要注意です。
仕事に集中出来ず、ケアレスミスが増える
過剰なストレスを受けると、脳が正常に働かなくなります。
注意力が散漫になったり、集中力が落ちている場合は黄色信号です。
人の話が頭に入ってこない
僕がうつ状態だった時に、よく現れていた症状です。
意識して話を聞いていたつもりでも、すぐに頭から抜けてしまう。
こんな状態が何日も続いたら、一旦休むことを検討すべきかもしれません。
メモしたことを、すぐに忘れてしまう
これも僕がうつ状態だったときに、出ていた症状です。
人の話を忘れないように、必死にメモを取るようにしていました。
しかしメモをしたはずなのに、肝心な部分が抜けてしまっている。
もしくはメモしたこと自体を忘れてしまう、といったことがありました。
これはかなり重症なので、すぐに休むか病院で受診することをオススメします。
体調・メンタル編
常に気分が落ち込む、やる気が出なくなる
精神的なダメージが積み重なると、ネガティブ思考に陥ってしまいます。
「自分はダメなやつなんだ」
といった考えが頭から離れなくなり、何事にもやる気が出なくなってしまいます。
感情的になりやすくなる(イライラする、すぐ不機嫌になる)
精神的に追い詰められると、自分を守ろうとして感情的になりやすくなります。
普段なら気にもしないことに対してイライラしたり、怒りっぽくなっている場合は要注意です。
悲しくないのに、突然涙が出てくる
突然涙が出てきた時は、精神的にかなり疲弊している状態です。
涙を流すのは、ストレス発散に繋がると言われています。
無意識に自己防衛機能が働いている証拠なので、すぐに休みを取りましょう。
常に不安を感じる
常に不安を感じているのは、何かに対して拒否反応を起こしている証拠です。
一度職場から離れて、ゆっくり休養を取るべき状態と言えます。
もし上記のサインが半分以上当てはまっている場合は、一度しっかり休むことを勧めます。
もっとしっかり分析したいという方は、以下のサイトもチェックしてみてください。
厚生労働省が提供しているサイトで、職場でのストレス度を計ることが出来ます。
職場でのメンタルケアについてもっと知りたい方は、以下のサイトも参考にしてください。
こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト:厚生労働省
休職すべきかどうかの判断方法

ここまで、会社を休むべきサインについて解説しました。
もし半分以上が当てはまっていたのであれば、やはり一度病院に行くことをお勧めします。
心療内科もしくは精神科、どちらでもかまいません。
休職すべきかどうかは、専門の先生に聞くのが一番早くて確実です。
そして注意すべき点は、病院によって診断内容が変わってくることが多々あります。
僕も様々な病院を受診しましたが、適応障害・ADHD・パニック障害など色々言われました。
もし自分が説明した症状と病名を比較して、何か違うなと感じた場合。
そんな時は、病院を変えてみることをお勧めします。
先生によって相性もあるので、自分の症状をきちんと理解してくれる病院を選びましょう。
実際に休職する方法
ここからは、休職するための方法について説明します。
以下の流れで進めていきましょう。
- 病院で診断書を書いてもらう
- 会社に申告、休職届を提出する
- 傷病手当の書類を提出する
順番に解説します。
①病院で診断書を書いてもらう
まずは病院で診断を受けて、診断書を書いてもらいましょう。
重要なのは、休職するための日付です。
自分はいつからいつまで休養が必要で、いつから働いても良いのか。
ここを先生としっかり相談して決めましょう。
期間が曖昧だと会社への提出時に、回復前に休職期間が終わってしまう可能性があります。
自分はいつまで回復のための期間が必要なのか。
ここをはっきりさせましょう。
②会社に申告、休職届を提出する
診断書を書いてもらったら、会社に提出しましょう。
直属の上司か、人事の方に提出して、事情を説明しましょう。
このタイミングで、休職期間のすり合わせを行います。
場合によっては回復に必要な期間よりも、短い条件を提示される可能性があります。
その場合、再び先生と相談するか、最悪の場合は退職という選択肢も考えられます。
条件のすり合わせは、慎重に行いましょう。
③傷病手当の書類を提出する
無事に休職が決定したら、傷病手当の書類を提出しましょう。
休職期間中は、給与が支給されない場合がほとんどです。
人事の方や経理の担当者に確認して、必要であれば傷病手当の申請をしましょう。
傷病手当とは、ケガや病気などで働けなくなった時に、給料の約6割が支給される制度です。
生活資金に不安のある方は、必ず申請するようにしましょう。
無理せず休んで、しっかり復帰しよう

今回は休職すべきサインと、休職までの流れについて解説しました。
無理して働いても、良いことなんてありません。
辛い、シンドいと感じてしまうのは、決して甘えから来ているものではありません。
それはあなたが、今まで一生懸命に頑張った証拠です。
だから、たまにはゆっくり休んで良いのです。
また元気に復帰できるように、まずはしっかり休みましょう。
以上、これにておしまいです。
病院でうつ病と診断されたけれど、休職しても大丈夫なのだろうか。
甘えてると思われるのも嫌だし、でも身体はシンドいし…。
どうすればいいんだろう。