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こんにちは、ヤマシュン(@yamashunblog)です。
自分の仕事の適性について、疑問に持っている人は少なくありません。
失敗やミスが続いたり、業務の対応が上手く出来なかったりすると、この仕事は果たして自分に向いているのだろうかと感じることがあると思います。
職業適性を分析する方法の一つに、一般職業適性検査(GATB)というものがあります。
自分の得意不得意が目で見て分かるので、転職活動に役立てることができます。
職業適性を分析して、自分の仕事を見つめ直しましょう。
目次
GATB 一般職業適性検査で仕事の適性を分析しよう

一般職業適性検査(GATB)を受けることによるメリット・デメリットは以下の通りです。
- 自分の知的・技能的な能力値を数値化することが可能
- 能力に基づいた職業を絞り込むことが出来る
- ハローワークなど一部の施設でしか受けられない
- 結果が出るのに時間がかかる(2〜3週間以上)
詳しく見ていきましょう。
GATB 一般職業適性検査とは?
一般職業適性検査の正式名称は「General Aptitude Test Battery」、それぞれの頭文字を取ってGATB(ガトブ)と呼ばれています。(以下、GATBと略称)
厚生労働省編 一般職業適性検査(通称GATB:General Aptitude Test Battery)は、多様な職業分野で仕事をする上で必要とされる代表的な9種の能力(適性能)を測定することにより、個人の理解や適職領域の探索等、望ましい職業選択を行うための情報を提供することを目的として作成されたものです。
検査方法は筆記検査と、器具を使用した2種類の検査に分かれています。
制限時間内に各設問の課題を素早く、かつ正確に回答していきます。
その点数によって、9つに分かれた特性値の高さで判定をします。
簡単に説明しましたが、正直あまりピンと来ないと思います。
そこでどんな問題が出るのか、問題例をご紹介します。
例えば形は同じで、色や模様だけが違うハンマーが4つ並んでいます。
その中から、条件と全く同じ色や模様のハンマーを選び出す問題があります。
他の例では右と左で単語が2つ並んでいます。(例:適性検査ー適正検査)
並んだ単語で、左右の異なる箇所を素早く探し出すような問題もあります(適性検査ー適正検査)
これらの問題をリスニング形式で進行していきます。
各章ごとに練習問題がある為、やり方をしっかり理解した上で問題に取り組む事が出来ます。
しかし全体的に制限時間は短めで、各章ごとの全問題を解くことは難しくなっています。
ちなみに僕が実際に回答した時は、かなり正確さを意識していました。
その結果、時間切れとなってしまい半分も解けなかった問題もありました。
詳しい問題の内容については、以下のサイトに掲載しています。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構 厚生労働省編 一般職業適性検査
GATBで分かる適性とは?
GATBでは①9種類の能力適性と②職業領域の適性の2つが分かります。
下の画像は、僕の検査結果が書かれた用紙です。

①が9種類の能力適性を表したグラフ、②が自分の職業領域の適性となっています。
まずは左側の①から見ていきましょう。
9種類の能力適性は、下記のとおりになっています。
- G−知的能力
- V−言語能力
- N−数理能力
- Q−書記的知覚
- S−空間判断力
- P−形態知覚
- K−運動能力
- F−指先の器用さ
- M−手腕の器用さ
各能力について見ていきましょう。
一般的学習能力。
説明・教示や諸原理・諸概念を理解したり、推理し、判断したりする能力。
言語の意味およびそれに関連した概念を理解し、それを有効に使いこなす能力。
言語相互の関係および文章や句の意味を理解し、それを有効に使いこなす能力。
計算を正確に速く行うとともに、応用問題を解き、推論する能力。
言葉や印刷物、伝票類を細部まで正しく知覚する能力。
文字や数字を直感的に見分け、違いを見つけ、校正する能力。文字や数字に限らず、対象をすばやく知覚する能力。
立体形を理解したり、平面図から立体形を想像したり、考えたりする能力。
物体間の位置関係とその変化を正しく理解する能力。青写真を読んだり、幾何学の問題を解いたりする能力。
実物あるいは図解されたものを細部まで正しく知覚する能力。
物体あるいは図形を見比べて、その形や陰影、線の太さや長さなど細かい差異を正確に見分ける能力。
眼と手または指を共応させて、迅速かつ正確に作業を遂行する能力。
データ入力等、眼で見ながら、手で迅速な運動を正しくコントロールする能力。
組立作業などに必要な指先の器用さ。
速く、しかも正確に指を動かし、小さいものを巧みに取り扱う能力。
ハンドルやレバーを巧みに操作するなど、物を取り上げたり、定められた位置関係で正確にすばやく持ち替えたりするなどの、手腕を思うままに巧みに動かす能力。
物を取り上げたり、置いたり、持ち替えたり、裏返したりするなどの手腕や手首を巧みに動かす能力。
次の画像は、僕の能力適性のグラフとなります。

濃いグレーの範囲は平均値を示しており、そこから能力値の高低を判断していきます。
グラフが2本あるうち、下の線が自分の点数を示しています。
上の線は、点数の加算補正が入った数値を示しています。
回答時の室内環境や、あなた自身のコンディションによって回答傾向のブレを補正しています。
グラフを見てみると、知的能力と書記的知覚能力に長けている。
反面、運動共応の適性に難ありといった分析が出来ます。
つまり僕の傾向として、以下の得意部分と不得意部分があることが分かります。
物事を推測して説明をしたり、情報を正確に見分けて分類して間違いの発見と修正をしたりすること。
大量の数字やデータを見ながら、素早く書き写したり電卓で素早く計算をしたりすること。
次は右側の②を見ていきましょう。
右側は適性職業群整理票となっています。先に僕の結果をお見せします。

表の見方としては、左の職業領域と真ん中の照合結果の2つを見ていく流れとなります。
職業適性の分類は、13種類の職業領域と40種類の適性職業群に分けられています。
その中から、自分の適性に合った職業を照合結果から判断していくのです。
照合結果のアルファベットの意味は下記の通りとなっています。
- H:基準を満たしている
- m:基準をほぼ満たしている
- L:基準を満たしていない
僕の結果から適性内容を分析すると基本的な職業適性は持ち合わせているが、大きな責任が伴う業務(航空機・船舶の運転、診察・治療)についての素質は無いということが分かります。
このように適性が高いか低いか、自分に合った職業を知ることが出来るのがGATBの良いところです。
GATBはハローワークもしくは各市区町村の職業相談センターにて、無料で受けることが出来ます。
自分の適性について、さらに理解を深めよう

ここまで、GATBによる自分の適性分析の方法について解説しました。
自分の適性を知っているのと知らないのとでは、その後の仕事人生に大きく影響していきます。
「今の仕事が自分に合っているか悩んでいる」
「そもそも自分にはどんな仕事が向いているのか」
これらの悩みを感じている人は、ぜひGATBに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ですが「まだ迷っている…」と感じている方もいるかと思います。
もしくは何度も練習したい、事前に問題内容を見てみたいという方もいるはずです。
そんなあなたに向けて、さらに適性分析が出来るものをご紹介します。
適性診断や自分の強みが分かる!【ミイダス】
まずは、ミイダスという無料の転職サービスです。

ミイダスを利用することでも、あなたの強みや適性の分析ができます。
あなたの向いている仕事だけでなく、相性の良い上司や部下のタイプなどが分かります。
僕も利用していますが、正直言ってメッチャ便利です。
やり方はあなたに関する質問に答えて、登録するだけでOK。
5分くらいで出来ますし、何より無料で出来るのが最大のメリットです。
もちろん自分に合わないなと感じたときは、いつでも止めることも出来ます。
まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。
就職試験によく出る適性・適職問題
何度も練習したい、事前に問題内容を見てみたいという方にオススメなのはコチラ。
就職試験対策と書かれていますが、GATBの問題にもバッチリ対応しています。
各問題の解き方について解説も載っているので、ぜひ参考にしてみてください。
2020.9.13追記
GATBで分析した内容を転職活動で活用した結果、ホワイト企業への転職に成功しています。
具体的には、このような環境の職場で働くことが出来ています。
- ほぼ毎日定時帰り(8:30〜17:30)
- 残業時間は月5時間以下、頻度も月に1回あるかないか
- 人間関係が良好、職場内でのイジメや悪口なども無い
- 給料は一人暮らししながら、毎月2〜3万の貯金が出来る程の金額
- ボーナスは給料2ヶ月分、年2回の支給
適性を正しく分析することで、自分に合った転職が出来るようになります。
それでは、良い転職が出来ることを願っています。